今月の音遊人
今月の音遊人:石若駿さん「音楽っていうのは、人の考えとか行動の表れみたいなものだと思う」
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前後、左右、そして上からも音で包み込む。サウンドバー「YAS-108」のスゴさとは?
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2018.12.10
tagged: サウンドバー, YAS-108, おすすめ, DTS Virtual:X, バーチャル3D, サラウンド
いつものテレビも、映画も音楽も――。気軽に、迫力ある良い音で楽しみたい。そんな人たちの心をがっちり捉え、大ヒット商品となったヤマハのサウンドバーYAS-107。
かつてはホームシアターのサラウンドといえば、AVアンプやサラウンドスピーカーが必要だったり、設置スペースを確保しなければならなかったりと、一部のこだわり派が楽しんでいた感があるが、テレビの前に設置するだけの、スリムでスタイリッシュなワンボディのサウンドバーの登場によってグッと身近なものになった。
さらにYAS-107が画期的だったのは、世界で初めてバーチャル3Dサラウンド技術DTS Virtual:Xを搭載した点。前から後ろから左右から、そして上からも。価格を抑えたエントリーモデルでありながら、音の奥行きだけでなく高さまでもバーチャルに再現。全身を包み込むようなサラウンド体験が、多くのユーザーに響いた。
そのYAS-107の後継機種が、2018年の夏に発売されたYAS-108。YAS-107の特長を引き継ぐと同時により使いやすい新機能を搭載しているとあって、こちらも発売以来圧倒的な人気を誇っている。
DTS Virtual:XはYAS-107から継承。HDMI端子も装備し、テレビ放送だけでなくUltra HDやブルーレイなどのコンテンツも臨場感あふれる音場で楽しめる。さらに、専用アプリを使用することによって、3Dサラウンドやバーチャルサラウンド再生時にも映画、テレビ番組、音楽、スポーツ、ゲームの5種類のサラウンドプログラムの選択が可能に。シーンに合わせた最適な音場を実現した。
高評のクリアボイスも搭載。これは人の声を聞きやすくする機能で、オンにすればセリフやナレーション、スポーツ中継の解説などがクリアになる。また、映画やドラマの深夜の視聴で頭を悩ませるのが音のバランス。背景音にボリュームを合わせるとセリフが聞こえづらく、セリフに合わせると大きすぎる。そんなストレスを感じたことはないだろうか。このクリアボイス機能を使えば、人の声を自動判断し聞き取りやすくしてくれるのだ。
ホームシアターだけでなく、スマホなどのモバイル端末をBluetoothで接続し、音楽再生機器として利用するという使い方もおすすめ。外ではイヤホンで聴いているスマホの音楽を家で楽しむためのアイテムのひとつになりつつある。YAS-108では、Bluetoothは2台のデバイスを接続できるマルチポイント対応に進化し、より使いやすくなった。無料の専用アプリHOME THEATER CONTROLLERを使って、モバイル端末から本体の操作をすることも可能。
設置や操作が簡単なのも人気の理由だ。テレビの前にポンと設置し、HDMIケーブルでつなぐだけ。最近は多くのテレビが対応しているが、HDMIリンク対応のテレビなら、電源のオン・オフやボリュームの上げ下げなどいつものテレビ操作を行うだけで、本体が自動に連動してくれる。
また、小さな子どもがつかまり立ちで動きまわる高さに設置することが多いため、知らないうちにパネルのスイッチが押されてボリュームが最大に……そんなケースから要望が多かったチャイルドロック機能も新たに加わった。
いつもの音を、いとも簡単に驚くほどレベルアップしてくれるYAS-108。百聞は一見にしかず、だ。
バーチャル3Dサラウンド技術に対応した、ワンボディでスタイリッシュなサウンドバー。
文/ 福田素子
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