今月の音遊人
今月の音遊人:秋川雅史さん「今は声を磨くことが楽しい。まだまだ成長途中で、人生を上っている段階です」
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「家康公顕彰400年記念 ジャズ組曲」もお目見え!浜松が“ジャズ一色”になる1週間
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2015.10.7
tagged: イベント, ジャズ, ハママツ・ジャズ・ウィーク, 佐藤允彦, 浜松, 今亭志ん彌, 守屋純子, アクトシティ浜松, 塩谷 哲, 小沼ようすけ, 八神純子, スティーヴ・ウィルソン
徳川家康が天下統一の足がかりとなった浜松城を築城、「出世の街」と呼ばれるようになった浜松が、この秋「ジャズの街」となる。
日頃から地元ミュージシャンが活発にライブを行うなど、日本でも有数のジャズが盛んな土地柄だが、 2015年10月17日(土)~25日(日)の『The 24th ハママツ・ジャズ・ウィーク』は、浜松がジャズ一色になる一大音楽イベントだ。「さまざまな角度からジャズを楽しんでしまおう!」というこの1週間。マニアからファミリー、お子様からご年配の方まで、幅広い層をターゲットにしたジャズ空間が繰り広げられる。
『スチューデント・ジャズ・フェスティバル』(10月17日)では、全国から集結した中・高校生ビッグバンドが腕を競い、明日のジャズ界を背負う若いパワーが炸裂。ピアニストの佐藤允彦と落語家の古今亭志ん彌による『ジャズと落語の粋な関係 佐藤允彦《じゃず高座》』(10月18日)は、『ハママツ・ジャズ・ウィーク』ならではのユニークな企画だ。落語の話術のアドリブと音楽のアドリブが掛け合うコラボレーションは、お客様アンケートでも好評だという。『親子で楽しむジャズコンサート』(10月24日)は絵本や手遊び、マジック、体操など、子どもたちが興味を持ちそうな遊びの中にジャズの生演奏を取り入れ、親子で自然にジャズを楽しむ企画だ。歌・絵本・マジックのMGQ(モダンギャグカルテット)と、保育デュオ、ケロポンズが出演する。
連日、市内のあちこちで『街のジャズクラブ』として生演奏が行われるが、最終日の10月25日(日)は、まさに浜松全体がジャズで彩られる一日だ。市内5会場で無料コンサートが一日中楽しめる『ストリートジャズフェスティバル』、そしてアクトシティ浜松・大ホールでは『ヤマハジャズフェスティバル』が開催される。国内のジャズフェスティバルの中でも、その独自性が高く評価されている『ヤマハジャズフェスティバル』。今回は「守屋純子オーケストラ」が家康公顕彰400年を記念して描き下ろした「家康公ジャズ組曲」の浜松編「三方ヶ原の合戦」を初演するほか、「塩谷哲 Duo with 小沼ようすけ」が、八神純子をゲストに迎えた特別編成でのライブを披露する。そして、チック・コリアのバンドで活動したこともある世界的なサックス奏者スティーヴ・ウィルソン率いる「スティーヴ・ウィルソン・オールスター・カルテット」も登場。一流ジャズ・アーティスト3組によるライブ・パフォーマンスは、ジャズづくしの1週間を締めくくるに相応しいクライマックスだ。
今年は家康公顕彰400年ということで、トロンボーンを持った家康の「しかみ像」をイベントキャラクターにした『ハママツ・ジャズ・ウィーク』。家康が260年続く江戸時代の礎を築いたのと同様に、浜松から全国へとジャズの音色が拡がっていく。ジャズに馴染みのない人でもファンになって、思わず躍ってしまう1週間。それが『ハママツ・ジャズ・ウィーク』なのだ。
「まち中に音楽があり、音楽がまちをつくり出す」をコンセプトに、浜松市が推進する都市づくりの事業のひとつとして、1992年にスタート。今年で24回目を迎えるイベント。世代を問わず楽しめるバラエティに富んだ内容で、毎年ジャズファンだけでなく、多くの浜松市民に親しまれている。
文/ 山崎智之
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