Web音遊人(みゅーじん)

ネットワーク対応、Alexaスピーカーにもなる進化したサウンドバー「YAS-109」「YAS-209」

大型・フラットテレビの普及とともに、需要が伸びているホームシアターシステム。その人気を牽引しているのが、テレビの前にポンと設置するだけのワンボディのサウンドバー(ワンバー)だ。
なかでも、2017年に発売されたヤマハの「YAS-107」はワンバー史上最強とも称され、その後継機種の「YAS-108」も世界中で大ヒットした。
そして、いよいよ2019年7月、“最強”の遺伝子を受け継いだ「YAS-109」が登場。ほぼ同じ機能をもつワイヤレスサブウーファー付属モデル「YAS-209」は「YAS-207」以来、2年ぶりの後継機種で、こちらは8月下旬の発売となる。

スタイリッシュなデザインとスリムなフォルムで、壁掛け設置も可能――と見た目は前モデルと大きくは変わらないが、“中身”は格段の進化を遂げている「YAS-109」「YAS-209」。最大のポイントは、ネットワーク対応になったことだ。
Amazon Alexaのボイスコントロール用マイクを内蔵し、話しかけるだけで入力切り替えやボリュームのコントロールが可能に。もちろん、Amazon Echoなどのスマートスピーカー同様に音声操作で時間や天気を聞いたり、音楽を再生したりすることもできる。

音楽ストリーミングサービス「Spotify Connect」「Amazon Music」にも対応。「Spotify」には有料と無料のプランがあるが、これまでホームシアターシステムでは有料プランしか「Spotify Connect」を利用できなかった。しかし、「YAS-109」「YAS-209」は無料のアカウントにも対応しているため、これさえあれば好きな音楽がSpotifyで聴き放題。スマートスピーカーで音楽を楽しむ人は多いが、満足のいく音質とは言えないのが残念なところだ。同じ便利さながら、高音質なホームシアター機能ももつのが「YAS-109」「YAS-209」と考えていいだろう。
もちろん、ネットワーク対応なので、スマホやストレージの音源を再生することも可能だ。

一方、高く評価されてきた従来の機能は踏襲されている。「YAS-107」「YAS-108」が圧倒的な支持を得た理由、それは、クリアで聴き取りやすい音と自然な空間の広がり感が、抜きん出ているという点だった。
世界で初めてバーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」を搭載。前から後ろから左右から、そして上からも。音の奥行きだけでなく高さまでも表現し、全身を包み込むようなサラウンドを実現している。
また、3Dサラウンド再生時にも映画、テレビ番組、音楽、スポーツ、ゲームの5種類のサラウンドプログラムが選択可能。このかけ合わせによって、それぞれのシーンに最適な音場をつくり出しているのも特徴だ。
「クリアボイス」も高評だ。これはナレーションなどの音声と背景音を自動判別し、人の声だけをボリュームアップしてくれる機能。オンにすればセリフやナレーション、スポーツ中継の解説など人の声が聴き取りやすくなり、ストレスなく楽しむことができる。
加えて、ニューモデルはさらに音質が向上した。スピーカーのユニット数や大きさは変わっていないが、ユニットそのものをすべて替え、音質調整も新たに行ったそう。

ホームシアターはその言葉通り、大人だけの趣味でなく、家族みんなが一緒に楽しむものであってほしい。そのために気軽な操作でいい音を。「YAS-109」「YAS-209」には、そんな思いが込められている。
最近はほとんどのテレビが対応しているHDMIリンクなら、電源のオン・オフやボリューム操作などいつものテレビ操作を行うだけでサウンドバーが連動する。ボイスコントロール機能を使えば、家事中の操作もラクラク。
いつものテレビ番組や音楽、映画、ゲーム……その音の歴然とした違いを体験してしまったら、きっと手に入れたくなるはず。家族みんなで、簡単な操作で迫力あるいい音を楽しんでみてはいかがでしょう。


家族、夏の始まり編 | 音は、人生の味方になる。DISCOVER TRUE SOUND | ヤマハ

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