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今月の音遊人:今井美樹さん「私にとって音楽は、“聴く”というより“浴びる”もの」
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ストリートピアノが生む心の交流と成長の物語。駒木根葵汰主演ドラマ『商店街のピアニスト』
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2022.10.4
ストリートピアノを通して出会った人たちの心の交流を描く、ハートウォーミングなヒューマンドラマ『商店街のピアニスト』(全13話)が2022年10月3日(月)より放送スタート(BS松竹東急 BS260ch・全国無料放送)。ピアノを取り巻く人々のさまざまなエピソードに加え、毎週異なるクラシック音楽が楽しめるのも見どころのひとつだ。
ストーリーは、幼い頃からピアニストを志していた澤本蓮が、ストリートピアノと出会うところから始まる。父親の会社が倒産したことにより夢を断たれ、ピアノからも離れていた蓮は、電気工事士としての仕事で、昭和の面影を残す商店街の楽器店を訪れる。そこに置かれていたのが、誰でも自由に弾けるストリートピアノだった。
興味はあるものの、すぐに弾くことはしなかった蓮。しかし促されるうちに、ついに週末に商店街で演奏することを決意する。美大受験で浪人中の学生、ストリートピアノ反対派の人、ピアノが大好きなのに母親から勉強優先と怒られる娘など、個性的なキャラクターが登場するなか、ピアノの周りで人々が出会い、触れ合って、心温まる物語が展開していく。
一度は遠ざかったピアノを弾くことで、新たな道を歩き出す蓮を演じるのは主演の駒木根葵汰。この役が決まるまで、本格的にピアノを弾いたことはなかったそうだが、高校時代には軽音部の友人宅でギターやドラムに触れていた音楽好き。2021年秋、ほしいと思い立ってヤマハの電子ピアノを購入し、自分なりにコード弾きを楽しんでいたのだとか。
「この役が来たときは驚きました。同時に不安も感じたのですが、趣味のピアノが仕事で役立つことが嬉しくて、一生懸命やらせていただこうと思いました」
ピアノのレッスンは、スケジュールがあわず1回のみ。なので演じるにあたっては、ピアニストの手元や演奏姿勢、全体の雰囲気などは、YouTubeや動画で集中的に研究した。
「ちょうどショパンコンクールが終わったところだったので、いろんな方の演奏を家でずっと見ていました。また、今回のドラマのテーマであるストリートピアノの配信動画も見たりしました。動画からは、皆さんがすごく楽しんでいる様子が伝わってきたので、そういう魅力もドラマの中で表現していきたいと思いました」
YouTubeで特に注目したのはCateen かてぃんさん(ピアニスト、角野隼斗さんのYouTube名)だという。
「すごくセクシーな表現をされていて、それが役作りをする上でとても参考になりました。僕はジブリが大好きで、ピアノを買ったひとつの目標がジブリの曲を弾きたいということだったのですが、Cateenさんはジブリ作品も弾かれていて……。すごく引き込まれたピアニストのひとりです」
蓮を演じたことで、ピアノへの向き合い方が深まり、発見もあった。
「ピアノは、実際に触れたことがない人でも、楽曲はどこか聴き覚えがあるかと思います。僕自身もそうでした。また、嬉しい、楽しい、悲しい、といったいろんな感情も表現できますし、演奏する人によって同じ曲が違って聴こえることもあります。そうした表現力のすべてが魅力なのではないでしょうか。この作品をきっかけに、弾いてみたい、聴いてみたい、という人が増えて、ピアノを通じて、いろんな人の心をつなげていけたらいいですね」
さらには、ピアノのリサイタルやオーケストラの演奏会を聴きたくなった、とも。
「そう思えたのも、この作品のおかげですね。ショパンコンクールも、現地で聴いてみたかったですし、そこから派生して、どんどんいろいろな曲を聴きたくなりました。今は、ピアノはもちろん、オーケストラも聴きたいなあと思っています。そんなふうに、このドラマが、みなさんと音楽との出会いになってくれたら嬉しいです」
ヤマハが楽器提供で協力している本作。ショパンコンクールも参考にしたという、澤本蓮の演奏姿にも注目しながら、ストリートピアノが生む心の交流と成長の物語を楽しんでほしい。
放送日時:2022年10月3日(月)22:30~23:00放送(全13話)
放送局:BS松竹東急
出演:駒木根葵汰、優希美青 ほか
詳細はこちら
文/ 芹澤一美
photo/ ⒸBS松竹東急/ホリプロ
衣装協力/FACTOTUM、LHME、room.13
スタイリスト/千葉 良(AVGVST)
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tagged: ストリートピアノ, ドラマ, 商店街のピアニスト, 駒木根葵汰
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