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ドの音が出ない!?リコーダーを上手に吹くためのアドバイスとお手入れ方法
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2016.4.20
tagged: リコーダー, お客様コミュニケーションセンター, Q&A, お手入れ
音楽の授業でリコーダーを習っているお子様も多いのではないでしょうか。ひとりで吹くのも、みんなで合奏するのも楽しいのがリコーダーの魅力。そこで、演奏のコツやお手入れ方法をご紹介します。
リコーダーは2オクターブを超える音域を吹けるように、逆円錐形になっています。その構造上、広い音域を吹き分けるためには高音は強めの息、低音は弱めの息といったコントロールが必要になってきます。低い「ド」の音を吹いたのに高い音がでてしまう時は、体の力を抜いてゆっくりと弱い息で吹いてみましょう。
また、指で音孔をおさえているつもりでも、意外としっかりふさがっていないことがあります。すると音孔から空気が漏れて音がひっくり返ってしまう原因になります。しっかりと音孔をおさえる練習をすることも大切です。吹く息の強さをコントロールして、空気が漏れないようにする。この二つを心がけましょう。
高音・低音に限らず、リコーダーを演奏する時は、姿勢を意識することも重要です。背中が丸まって肩に力が入っていると、楽器に息を吹き込みにくくなります。自然に背筋を伸ばし、リラックスした状態で演奏するとよいでしょう。
外側は乾拭きもしくはアルコールを染み込ませた布で拭きます。楽器が傷つかないよう柔らかい布を使用しましょう。
内側は薄いガーゼを掃除棒に巻き付けたものや、リコーダー用スワブを使用し、水分を取り除いてください。
どちらも汚れがひどい場合は食器用洗剤を薄めたものを使用することも可能です。
長期間掃除をせず放っておくと、内部にカビが発生してしまう可能性があります。演奏後は毎回お手入れするよう心がけましょう。
▼リコーダーのお手入れ用品
・掃除棒とガーゼのセット
・掃除棒とスワブ(お手入れ用の布)のセット
ソプラノリコーダー用
アルトリコーダー用
リコーダーの内側に溜まった水分を取り除くため、楽器を縦に振ったり、振り回したりするお子様がいらっしゃいますが、物や人に当たると事故やケガの原因になるので危険です。掃除は上記でご紹介した方法で行うようにしてください。
また、リコーダーを吹く前は、手と口を清潔にしましょう。食べ物のカスなどが口の中に残ったまま演奏すると、吹き口が詰まってしまったり、内側にカビが発生したりする原因となります。
夏休みや冬休みなど、長期間リコーダーを吹かない場合は、直射日光が当たる環境や高温多湿を避けて、風通しのよい場所で保管してください。保管する前には、お手入れも忘れずに!
回答:ヤマハ お客様コミュニケーションセンター 管弦打楽器ご相談窓口
リコーダーは「音を出しやすい」というイメージがありますが、ほんの少しの息づかいや姿勢などで音色が変わる奥の深い楽器です。綺麗な音を出すためには、定期的にお手入れをすることも必要不可欠。よく練習をして、楽器を大切にすることで、より演奏が楽しくなるでしょう。
文/ 音遊人編集部
tagged: リコーダー, お客様コミュニケーションセンター, Q&A, お手入れ
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