今月の音遊人
今月の音遊人:上原彩子さん「家族ができてから、忙しいけれど気分的に余裕をもって音楽と向き合えるようになりました」
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“目で見る音”も楽しんでもらえたらと願いを込めて。~Chocomooさんが描いたLovePianoが誕生!
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2020.4.27
tagged: LovePiano, Chocomoo, LovePiano5号機
街角や駅、商業施設などに設置され、誰でも自由に弾くことができるストリート・ピアノ。世界中で注目を集め、演奏をアップしたYouTubeも大人気だ。
日本各地でも広がりを見せるが、その盛り上がりにひと役買ってきたのが、ヤマハが展開するストリート・ピアノ「LovePiano」だろう。ひと際目を引くカラフルなペイントが施されたそのピアノを、どこかで目にしたことがある人も少なくないかもしれない。
「もっと気軽にピアノを弾いてほしい。そんな思いからこのプロジェクトは始まりました。著名な演奏者が弾いてみんなが観たり聴いたりする形ではなく、一般の皆さんが主人公になれる場をつくりたかったんです
「LovePiano」プロジェクトを立ち上げた株式会社ヤマハミュージックジャパンの山下有美子さんはそう話す。黒いピアノをそのまま設置するのではなく、ポップでカラフルなペイントを施したのも、ピアノを身近に感じてほしいという願いから。
「まずは、近づいてもらいたいと思いました。そして、子どもやピアノを弾かなくなった大人たちにもハードルを感じさせないため、明るく楽しい雰囲気を醸すことができればと」
プロジェクトは、2017年9月にJR新宿駅のSuicaペンギン広場からスタートした。訪れた人々が次々にSNSで発信したことも手伝って、絶え間なくピアノが奏でられる状態に。演奏者たちが一様に口にした言葉は「こんな場がほしかった!」。大人になると演奏を披露する機会が少なくなる。発表会も家族や友人、関係者など限られた人が集まる場だ。
不特定多数の人の前で弾く──これこそが、ストリート・ピアノの醍醐味。そこでは、聴いている人や演奏者同士の「今の曲いいね」「これ、難しいよね」といったコミュニケーションも生まれる。人と人とのつながりをつくる音楽の力が、そのまま発揮されたのが「LovePiano」だったのだ。
実は、2019年にYouTubeでもっとも再生回数が多かったのは、ストリート・ピアノの演奏動画だといわれている。ストリートでの演奏が人気を集めているのは、プレーヤーとオーディエンスの境目がなく、一緒につくり上げていくものだからではないだろうか。
そこではたくさんの気持ちが動き、ときには知らない者同士の連弾が始まったり、小さい子の演奏を通りすがりの男性がそっとサポートしたりするなどうれしいハプニングが起こる。そこに生まれるのは一期一会の演奏。だから面白い!ピアノのレッスンをやめたいと思っていた子が、LovePianoを弾いてたくさんの方に拍手をもらい、それがうれしくてピアノを続けることにしたというエピソードもあるそうだ。
これまでLovePianoは全国50カ所以上で4モデルが活躍してきたが、2020年の春には待望の5号機が登場。新モデルの最大の特徴は、これまでのアコースティックピアノではなく、トランスアコースティックピアノを採用したこと。トランスアコースティックピアノとは、簡単にいえば1台でアコースティックピアノと電子ピアノの両方として使える楽器だ。
「ヤマハにしかない技術を使ったピアノで、新たなLovePianoをつくりたいと思いました」(山下さん)
トランスアコースティックモードにすれば、アコースティックピアノのタッチや響きはそのままで音量調整が可能。電子ピアノがスピーカーから音を出すのに対し、トランスアコースティックピアノの場合は響板を響かせて音を出す。さまざまな場所に設置されるLovePianoだが、それぞれの環境になじむ音量で豊かな響きの演奏が可能になるわけだ。
5号機のペイントを手がけたのは、ポップで独創的な作品で知られるイラストレーターChocomooさん。「ピアノがとても好きで、自分で演奏できないぶん、演奏動画やライブをよく見ます」という彼女の手によるLovePianoは、鮮やかな黄色の地にストリート・アートをほうふつとさせるイラストが施され、ビビットな都会の息吹を感じさせる。
「ピアニストの方たちが鍵盤で音を奏でるように、私も音を奏でるようにこのピアノに絵を描いていきました。今にも踊りだしそうな鍵盤と、奏でてくれる“あなた”にたくさんの尊敬と愛を込めたメッセージも描き込んでいます。誰もが自由に奏でることができて主人公になれる“LovePiano”。想像するだけで心が無条件に踊りだします。そんな私の心の中を表現して、ペイントは完成しました。“目で見る音”も楽しんでもらえたらと思います」(Chocomooさん)
5号機は今後、商業施設やフェスなどに設置される予定で、新感覚のピアノを体験できる絶好の機会にもなりそうだ。また、2020年8月13日(木)から原宿の「WITH HARAJUKU HALL(ウィズ原宿ホール)」で開催されるChocomooさんの最大規模の展覧会「Chocomoo EXHIBITION -OUR SECRET PARTY- Supported by WITH HARAJUKU」にもLovePiano5号機が展示されるというから、こちらもお見逃しなく。
LovePiano5号機 Chocomooさん作成風景
LovePianoの詳細はこちら
Chocomooオフィシャルブログはこちら
Chocomooさんが手掛けたLovePiano5号機が、WITH HARAJUKU(東京都渋谷区)に登場!
展覧会「Chocomoo EXHIBITION -OUR SECRET PARTY- Supported by WITH HARAJUKU」の期間中に設置します。
設置期間:2020年8月13日(木)~23日(日)
展覧会のペアチケットを抽選で5名様にプレゼントします。今回特別に、Chocomooさんがデザインしたマスクが付いています。マスクのプレゼントは1点です。
応募は下記のボタンからお願いします。
※応募には、ヤマハミュージックメンバーズの登録(無料)が必要です。
※応募締切は、2020年8月16日(日)です。
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