今月の音遊人
今月の音遊人:由紀さおりさん「言葉の裏側にある思いを表現したい」
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ウクレレを始めてみたい!初心者が知りたいあれこれ5つ
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2021.6.15
tagged: フルート, ヤマハ音楽教室, 楽器のあれこれQ&A, ヤマハミュージックレッスン
小ぶりなフォルムで、軽いタッチの鳴りが親しみやすく、近年は趣味とする人も増えているウクレレ。今回はウクレレの魅力と、おもに弾き始めの人に向けた練習のポイントを紹介します。
A.まったく楽器経験のない人でも気軽に始められる楽器で、小学生からご高齢の方まで、幅広い層に演奏されています。一人でも楽しめますし、リコーダーや鍵盤ハーモニカ、オカリナ、カホンなどとの合奏もおすすめです。私はレッスンの初期段階に『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー』を取り上げるのですが、生徒さんからはご家族や友人の誕生会で披露できた、と好評です。
A.ギターは弦が6本なのに対し、ウクレレは4本。弦の材質がナイロン系なので押さえやすく、楽に演奏できます。ギターよりも小ぶりで弦が少ないという楽器の特性から、音色に気取らないカジュアルな雰囲気や温かみがあるのがウクレレの魅力です。
A.『アロハ・オエ』や『カイマナ・ヒラ』といったハワイアンソングの多くがシンプルなコード進行でつくられていて、ウクレレで演奏するのにとても適しています。つまり3~4種類のコードを覚えるだけで、演奏できる曲はたくさんあるということです。弾き始めの人は、例えば『スタンド・バイ・ミー』や『アメイジング・グレイス』、ブルーノ・マーズの『Just The Way You Are』にチャレンジしてみるのもいいですね。ブラームスの『子守唄』といったクラシックの名曲や昭和の歌謡曲、演歌など、あらゆるジャンルの曲が楽しめますよ。
A.まずはそのコードだけの押さえ方を練習しましょう。「コード単体では押さえられるのに、曲になるとそこで止まってしまう」という人は、楽器の構え方をチェックしてください。実は、ウクレレを構えて安定させることはとても難しいんです。ネックを持つ左手側が下がりやすいので、鏡を見たり動画を撮ったりして確認するといいですね。正しい構え方は「ヘッド(頭)の部分を自分から見て左斜め前45度くらいに構える」ことです。最初のうちは、この演奏姿勢をしっかり身につけましょう。姿勢が安定してコード・チェンジのコツもわかってくると、少し難しいコードが出てきても先に進めるようになります。
A.ウクレレは右手でリズムを刻んで演奏します。そのリズムは、曲のはじめから終わりまでキープしなくてはなりません。まずは「1、2、3、4」の4拍を正確にキープできるように練習しましょう。楽器がなくても、好きな音楽に合わせて手や机をたたいてみるのもいいですね。ある程度リズムがとれるようになったら、メトロノームを使いながら正しいテンポで演奏する練習もしましょう。正しいリズムが反復されることで、音楽に心地よさが生まれますよ。そして、弾けない部分は飛ばすくらいの気持ちで、曲を途中で止めず、音楽の流れを楽しんでくださいね。
協力:ヤマハ音楽教室・ヤマハミュージックレッスン 遠藤久 講師
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文/ 音遊人編集部
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