今月の音遊人
今月の音遊人:平原綾香さん「未来のことを考えず、純粋に音楽を奏でる人こそ、真の音楽家だと思います」
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「AGシリーズ」の機能面のポイントは、通常のミキサーにはない機能を搭載していること。「といっても、今回新しい機能を開発したということではなく、もともと存在していた機能を、初心者にも使いやすい仕様にして搭載したのが特長です」(白井さん)
そのひとつが、ループバック機能。ループバックとは、ミキサーにつないだマイクや楽器の音声と、パソコンで再生するBGMや効果音を混ぜ、再度パソコンに戻してネット配信する機能ですが、通常はミキサーに加えて別の機材が必要なところを、スイッチの切り替えのみでかけられる仕様にしました。
また、ヘッドセット(ヘッドフォンまたはイヤホンとマイクが一体になったもの)の端子や、マイクの音量を感覚的に変えられる大型のボリュームスライダー*を備え、スムーズなネット配信を可能にしてくれます。
「パソコンの端子にマイクとヘッドフォンを別々に差すこともできますし、ボリューム調整はパソコンの画面上で行うこともできます。ですがミキサーを使ったほうが音質も良く、手元で素早くボリューム調整できるため、操作のストレスがありません」(白井さん)
加えて、「AGシリーズ」には音楽制作ソフト「Cubase AI」(ダウンロード版)が付属しており、演奏の録音や曲づくりにも活用できます。
「マイクのほかに、エレキギターやエレキベース、キーボードなどの電子楽器は、ケーブルで『AGシリーズ』に直接つないで演奏できます。なお録音はICレコーダーなどでもできますが、ミキサーを使うと音量のバランスなどを自在に調整でき、より質の高い音で録音できるところが利点です」(荒木さん)
さらにiPad**とも接続ができるため、モバイルバッテリーで給電しながら、iPad対応の音楽制作アプリを使えば、いつでもどこでも高音質なレコーディングをすることが可能。屋外に気軽に持ち運んで、好きな場所で使えるのは魅力的ですよね。
ボディはコンパクトながら、さまざまな機能が詰まった「AGシリーズ」。次のTake3では、初音ミクのバージョン「AG03-MIKU」のデザイン面について見てみましょう。
Take1:録音・配信をもっと手軽に、もっと楽しく!シンプル操作のミキサー登場
Take2:ミキサー初心者も安心、多彩な機能をワンタッチで
Take3:ボーカロイドが体験できる!「初音ミクモデル」のこだわり
文/ 武田京子
photo/ 村上一光
tagged: AG03-MIKU, AG03, AG06, ウェブキャスティングミキサー, AGシリーズ
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