今月の音遊人
今月の音遊人:城田優さん「音や音楽は生活の一部。悲しいときにはマイナーコードの音楽が、楽しいときにはハッピーなビートが頭のなかに流れる」
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ヤマハ銀座ビル1F “ポータル”「Natsu NOTE −音楽で開く、夏ヘの扉−」に行ってきた!
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2014.7.9
ヤマハ銀座ビル1階の展示スペース“ポータル”。ここではこれまで主に楽器を中心とした展示で来訪者を楽しませてきたが、「新しい切り口でもっと音楽の楽しさを」との強い思いから、現在、会員情報誌『音遊人』連動企画「Natsu NOTE −音楽で開く、夏ヘの扉−」が開催中だ。
椰子の木やバーカウンターなどビーチの雰囲気漂う店内では、夏の音楽を思い起こさせるウクレレやボサノバギターなどの試奏や、『音遊人』夏号の特集にちなんだ展示「みんなで決めよう! 夏メロといえば、この曲!」が楽しめる。後者の展示は『音遊人』とヤマハ銀座店各スタッフがセレクトした夏の一枚とそれにまつわる思い出が添えられたもので、来訪者は「いいね!」と思った曲に投票できるだけでなく、そのCDが当たるプレゼントの抽選にも参加できる。
投票は、透明の筒にブルーの玉を入れるというなんともアナログな方法だが、これが波を彩っていくという、夏らしく心にくい仕掛けにもなっている。まさに、来訪者も楽しみながら一緒に作りあげていく「参加型展示」だ。
また、本期間中には無料のミニライブも開催され、取材時(6月22日)にはウクレレプレイヤー勝誠二さんのライブを観ることができた。
午前からふり続く雨で肌寒さすら感じる日だったが、銀座の街の気温をグッと押し上げたのではないかというぐらい、勝さんの個性的な演奏も、それを見つめる観客たちの眼差しも、とても熱かった。アーティストとの距離の近さ、そしてこの高揚感は、ミニライブならではだ。
通りがかりの買い物客や、外国からのツーリストが何人も店内に吸い込まれてはライブに釘付けになっていた。ことばの壁さえも一瞬で越えてしまう音楽の力。音楽が街にとけこみ、人と人とを繋げる。ここではそうした光景が日常風景なのである。
次回は7月19日(土)に原久美さんのボサノバミニライブが開催される。
また、7月28日(月)からは、「夏ラボ~夏休み 親子で楽しむ楽器研究所~」として、トランペットやギターの手作りワークショップや、ピアノを分解したり管楽器を解体したりと楽器の仕組みを体験できるコーナー、おんがくクイズラリーなど、ヤマハ銀座ビル全体が「楽器研究所」となり、家族で参加できる催しが行われるという。
大人もこどもも、今年は音楽で夏への扉を開いてみるのも面白いかもしれない。
開催期間:7月25日(金)まで(11:00~19:30)
場所:ヤマハ銀座ビル“ポータル”(東京都中央区銀座7-9-14 ヤマハ銀座ビル 1F)
“勝誠二ファミリーウクレレワークショップ”
開催日:8月22日(金)
場所:ヤマハ銀座スタジオ(東京都中央区銀座7-9-14 ヤマハ銀座ビル 地下2F)
申込み:事前予約
受講料:1クラス 大人2,000円 / 子供1,000円(4歳~中学生)
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