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今月の音遊人:﨑谷直人さん「突き詰めたその先にこそ“遊び”はあると思います」
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癒やしの楽器“カリンバ”がやさしく弾ける演奏動画と連動したスタジオジブリ名曲楽譜集/Misaインタビュー
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2024.3.4
親指で鍵盤をはじいて演奏するアフリカの民族楽器、カリンバ。柔らかく繊細な音色、未経験者でもすぐに弾ける気軽さから、近年、急速に注目が高まっている。中でも17音カリンバは、コンパクトで楽器の価格も手ごろながら、多彩な曲が演奏できるのが魅力だ。そんなカリンバをさらに身近にしてくれるのが『やさしくて華やかなアレンジで楽しむ Misaカリンバセレクション ~スタジオジブリ名曲集〜』。メロディと和音を巧みに組み合わせ、温もりある美しい響きを活かしているのが特徴だ。
アレンジと解説は、YouTubeでのカリンバ演奏が注目を集めているMisa。自身の演奏動画と連動する楽譜が大反響を呼んだことから、カリンバとの相性がよいジブリ名曲集を新たにラインアップした。
「17音カリンバには半音がないので、初めは弾けないメロディやコードが多いなと思いました。その中でも、できるだけ曲の雰囲気に合うように、自然な音を見つけていくうちに、こんな曲も弾けるのかと感じるようになりました。今では音の制限もカリンバの魅力のひとつではないかと思っています」
中央のドを中心に、左右交互に「レミファソ~」と音が並ぶ17音カリンバ。ピアノの演奏経験を持つMisaも「ピアノの鍵盤と並びが違うので、音の位置を覚えるのに少し時間がかかった」そうだが、慣れると指は自然と動くようになったという。自身のこうした経験を踏まえ、音符にドレミを振ったり、右手で弾く音名を丸で囲んだりと、やさしく弾ける工夫を楽譜に盛り込んだ。Misaの動画をきっかけにカリンバを始めた人も多く、動画で音を確認しながら練習できる楽譜が大いに役立っているという。また弾き方の解説では、手元をアップにした模範演奏動画が連動していて演奏のコツがつかみやすい。左右どちらの手も主役なので、脳のトレーニングにもよさそうだ。
「オルゴールのような癒やしの音色が今の時代にマッチしていると思う」とカリンバの魅力を語るMisa。「聴いても、演奏しても癒やされる音色、そして手軽に始められる楽器でもあるので、まだ聴いたことのない方は、ぜひ一度カリンバの音色を聴いてほしいと思います」
曲集には2曲のアンサンブルアレンジも掲載。メロディ、伴奏の各パートとも演奏動画があるので、動画と別パートを演奏すればMisaとのアンサンブルも楽しめる。カリンバ演奏の楽しさを満載したジブリ名曲集。子どもからシニア層まで、また楽器を演奏したことのない人にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊だ。
Misa〔ミサ〕
2019年11月にYouTubeでカリンバを知り、音色に魅了され独学で演奏を始める。同時期にYouTubeに演奏動画の投稿もスタート。幼少期から習っていたピアノの経験を活かし、人気曲をカリンバ用にアレンジし、楽譜を作成。曲の雰囲気に合わせた動画の制作にも力を入れている。YouTubeの総再生回数は約3200万回、チャンネル登録者は17万人を超え(2024年1月現在)、各メディアに取り上げられるなど、カリンバの魅力を広めている。
オフィシャルサイトはこちら
発売元:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
発売日:2023年12月22日
料金(税込):2,090円
詳細はこちら
Misaカリンバセレクション一覧はこちら
文/ 芹澤一美
photo/ Sayaka Aoki(PROGRESS-M)
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