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今月の音遊人:松井秀太郎さん「言葉にできない感情や想いがあっても、音楽が関わることで向き合える」
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神保彰さんと共演できる!?「ヤマハドラム スペシャルワークショップ IN 大阪」
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2024.5.8
tagged: ドラム, 神保彰, ワークショップ, Recording Custom
2024年5月26日(日)、世界的スーパードラマー神保彰によるワークショップ「神保彰 ヤマハドラム スペシャルワークショップ IN 大阪」が開催される。大阪でのワークショップは、今回が初。その内容や魅力をご本人に聞いた。
「ドラムのイベントにはドラムクリニック、ドラムセミナーがありますが、これらは僕がいろいろな情報をみなさんにお伝えする形で、どちらかというと一方通行ですよね。これに対して、ワークショップはインタラクティブな参加型イベントです」
神保さんのそんな言葉どおり、今回のイベントでは神保さんとセッションできるチャンスが用意されている。ステージには神保さんの愛器のひとつでもあるヤマハのRecording Customを2台配置。選ばれた参加者はそのうちの1台を演奏し、神保さんとアンサンブルを行う。演奏終了後には、神保さんから直接アドバイスをいただくことができるそうだ。
「ドラム教室で課題曲を練習する場合、あらかじめ伴奏音源が用意されていますよね。音源は自分に合わせてくれないので、奏者が合わせるというスタイルになります。でも、アンサンブルはお互いのバイブレーションを感じながら、リズムが速くなったり遅くなったり、音量も大きくなったり小さくなったりすることが自然に発生します。そうした“あうんの呼吸”を体感していただくことはいい経験になると考えています」
一緒に演奏することで、言葉では表現しきれないものを伝えたいとも話す。
「アンサンブルする際にはみなさん、音符の一つひとつを合わせようとか、ブレイクをきちんと合わせようなどと細かいところに意識が行きがちです。でも、その基本はもっと大きな流れを共有するところにあると思っています。一方で、アンサンブルをするときにはよく『相手の音を聴きなさい』とも言われますよね。細かいところに耳が行けば行くほど大きな流れを共有することから離れていってしまうのです。一見矛盾しているようなこのあたりの感覚は、一緒に演奏することで伝えやすいと思うんです」
アンサンブルは神保さんが考案した楽譜で進行するが、それをどう解釈するかは参加者次第。
楽譜は決して難しいものではないので、ドラム教室に通い始めたばかりの初心者でもアンサンブルに挑戦できるとのこと。ヤマハが誇るRecording Customで演奏する機会でもあるが、何より「あの神保彰と一緒にステージに立った!」と自慢できるかもしれない。
演奏するだけでなく、“聴く”ことも今回のワークショップの魅力のひとつなので、“聴く”だけの参加も大歓迎だ。一期一会の音楽は、ドラムをやっていない人であっても存分に楽しめるに違いない。
アンサンブルの後は、質疑応答の時間も用意されている。そして、ワークショップを締めるのはドラムソロ。Recording Customと神保さんがプロデュースしたジルジャン“Kカスタムハイブリッドシリーズ”のシンバルを使用し、楽器の解説なども予定されているのでお楽しみに。
「ドラムという楽器のおもしろさ、音楽の楽しさ、アンサンブルのすばらしさを感じてもらえるイベントにしたいと思っています。ワークショップというと肩肘を張って勉強しに行くイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、フランクなイベントなのでぜひ楽しんで参加していただけたらと思っています」
これまでも多くの会場でワークショップを重ねてきた神保さんにその思いを尋ねてみた。
「音楽の楽しさをみなさんと共有したいんです。アンサンブルの醍醐味は、気持ちが高揚すること。自分が気持ちいい、楽しいと感じるときは、絶対相手も楽しいと感じているはずです。そうした瞬間が、ワークショップのなかで生まれればと思っています」
言葉にできないバイブレーションやコミュニケーションを、このワークショップでぜひ体感してほしい。
日時:2024年5月26日(日)
会場:専門学校 ESPエンタテインメント CLUB GARDEN(大阪市北区)
料金(税込):前売3,000円 当日3,500円
詳細はこちら
文/ 福田素子
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