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Adoの世界観を斬新なアレンジで表現!弾いて聴いて楽しめるエレクトーン曲集『Ado Electone Score produced by yaSya』
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2025.6.9
tagged: yaSya, ブックレビュー, 富岡ヤスヤ, Ado Electone Score produced by yaSya
圧倒的な歌唱力で絶大な人気を誇る歌い手Ado。その代表曲ともいえる『唱』『踊』『新時代』『私は最強』『阿修羅ちゃん』『クラクラ』がエレクトーン STAGEAで楽しめる『Ado Electone Score produced by yaSya』が発売された。さまざまな音楽シーンで躍動するパフォーマー6人が一曲ずつアレンジを担当したことでも話題を呼んでいる。「すべての楽曲が想像をはるかに超えるアレンジに仕上がりました」と語るのは、スコアプロデューサーの富岡ヤスヤ。
「私を含めた6人は、クラシック、ジャズ、ファンク、ポップスなど、活躍の場はそれぞれですが、プレイヤー同士は互いに別の側面も知っています。そこでこの曲集では、あえてその人のイメージを壊すようなアレンジも入れてもらい、イメージどおりの部分との両面を楽しんでもらえるようプロデュースしました」
それぞれの個性が際立つ6曲。例えば『クラクラ』は、エレクトーン界を代表するジャズプレイヤー&ジャズピアニストの倉沢大樹がアレンジした。
「メロディを何の音色にするかに、その人の個性が出ます。倉沢さんはビッグバンドを思わせるような管楽器サウンドに仕上げていて、そこにトランペットなどのアコースティックな音も織り交ぜてあるので、何人かのプレイヤーが見えてくるようです」
ヤスヤ自身は、作編曲者TeddyLoidの師でもある縁から『唱』をアレンジ。
「この曲はインパクトのあるリズムとキャッチーなメロディ、さらにはボリウッドと呼ばれるインド映画に使われるビートが特徴です。そこを基調に、目まぐるしく展開する曲の世界観や、メロディ以外の凝った音にもこだわりました。それら多くの要素をエレクトーンの上下鍵盤と足鍵盤に集約していくことがとても難しかったですね」
このような多彩な音色をクリエイトして高揚感あふれる演奏を実現するのが、エレクトーンの自動伴奏機能。編曲者こだわりのレジストレーションデータ(別売)をセットして演奏すると伴奏やハーモニーがつき、厚みのある豪華な演奏にしてくれる。まるでプロのミュージシャンをバックにソロ演奏をしているかのようだ。
ほかに、窪田宏、鷹野雅史、高田和泉、中野正英という名手たちもアレンジ術を最大限に発揮。楽曲の臨場感を見事に表現している。
「もし吹奏楽で演奏したい場合は、この曲集を参考にアレンジすることもできます。また全曲とも参考演奏がありますので、マイナスワン(全体の演奏から特定のパートのみボリュームOFFにして、音が鳴らないようにした状態)にして演奏するのもいいですし、リスニングでも楽しめます。この曲集の演奏が全国の店頭で流れるといいなと思いますので、進化したエレクトーンの音色をぜひ聴いてくださいね!」
発売元:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
料金:3,520円(税込)
詳細はこちら
文/ 芹澤一美
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