Web音遊人(みゅーじん)

震える指で繰る音色、心にしみ入る歌声。つるの剛士がエレクトーンレッスンの成果を披露!

震える指で繰る音色、心にしみ入る歌声。つるの剛士がエレクトーンレッスンの成果を披露!

2016年12月、エレクトーンの演奏に挑戦し、その魅力を伝える「エレクトーンチャレンジアンバサダー」に就任したつるの剛士。鍵盤は弾けない、楽譜も読めない状態から、エレクトーンで弾き語りをすることを目標に掲げ、約半年間にわたって特訓を重ねてきた。
レッスンの様子は、Web番組『つるの剛士のエレクトーンチャレンジ!』で毎週公開。そして、その成果を披露するライブが2017年5月23日、ヤマハエレクトーンシティ渋谷で開催された。

抽選で選ばれた120人が待ちわびる中、まずステージに姿を現したのは、半年間つるののレッスンをサポートしてきた師匠こと、エレクトーンパフォーマーのyaSya(富岡ヤスヤ)。「いきなりだとつるのさん緊張するんで。温め役の師匠です」という言葉通り、圧巻のパフォーマンスと爆笑トークで会場は一気に熱を帯びる。
Web番組をまとめたムービーが披露されたところで、つるのが登場。「今日はすごく緊張してるんです。こんなに緊張することってあまりないのですが……。でも、この半年は本当に楽しくて、エレクトーンってすごいポテンシャルが高い楽器で、あらためて音楽って楽しいんだということをエレクトーンに教えてもらいました。大好きな楽器になりました」と挨拶した。

震える指で繰る音色、心にしみ入る歌声。つるの剛士がエレクトーンレッスンの成果を披露!

「とにかく、自由に何でもできる」と感じたという。そのひとつが、エレクトーンでドラムの音を鳴らすこと。この日もyaSyaとのセッションでその腕前を披露すると(足鍵盤でツインペダル!)、会場は大きな拍手に包まれた。

続いて、レッスンにゲスト出演したROLLYからのビデオメッセージが流れ、いよいよチャレンジ課題曲である『オリビアを聴きながら』の弾き語りを披露することに。緊張の面持ちでエレクトーン「STAGEA ELC-02」と向き合うつるのを、聴衆が息を飲んで見守る。震える指で繰る音色、心にしみ入る歌声。この瞬間、会場全体の気持ちがひとつになっていたに違いない。演奏を終え、大喝采を浴びるつるの。その安堵からか目には光るものがみえた。

後半は、セッションの中で生まれたというオリジナル曲『エレクトニストのテーマ』と『上を向いて歩こう』で会場を魅了。さらに、Web番組にゲスト出演したドラマー、川口千里も登壇してエレクトーンvs.ドラムのド迫力のセッションが繰り広げられると、会場の熱気は最高潮に達した。

震える指で繰る音色、心にしみ入る歌声。つるの剛士がエレクトーンレッスンの成果を披露!

最後は、リベンジしたいというつるのが、yaSya、川口千里とともに『オリビアを聴きながら』に挑戦。そして、鳴りやまない拍手に応えたアンコールではサプライズが。2017年4月26日にリリースされたシングル『君にありがとう』のカップリング曲『うたのちから』が3人の演奏で披露された。

ライブを終えたつるのは「今日は100満点中20点の出来。練習ではうまくいったのに、本番になったら手が動かなくなっちゃいました。うちの奥さんも以前ピアノを習っていたんですが、今日、家を出る前に“ピアノの発表会はすごく緊張するよ”とちょっと不安を煽られたんですよ(笑)」と笑顔を見せた。
現在、全国ツアー中のつるのは、「心残りはこれからライブでリベンジしていきます」と今後のツアーでもエレクトーンを披露する予定だ。

震える指で繰る音色、心にしみ入る歌声。つるの剛士がエレクトーンレッスンの成果を披露!

今や「ELC-02」は相棒だというつるの。その影響からか、娘もエレクトーンに興味を持ち、エレクトーン教室に通い始めるのだそうだ。「娘といつかセッションができたら」と思わず顔が綻ぶ。そして、ひとつメロディーを作れば多彩なジャンルにアレンジできるというエレクトーンの魅力を活かし、今後は作曲にも使いたいと話す。
半年前、つるのにとってエレクトーンは「譜面を見て壁に向かって演奏する上品な楽器」だった。しかし、今はまったく違う思いを抱いている。
「もっと大胆に、自由に使ってほしいと思います。エレクトーンもそれを望んでいるような気がするんです。僕がエレクトーンでドラムを叩きだしたころから、“そうそう、そういうこと!”みたいなことをエレクトーンが言ってくれている気がして。だから皆さんも、おもいきり自由に使ってほしいですね」
新境地を拓いたつるのが、エレクトーンと音楽の魅力をあらためて感じさせてくれたライブとなった。

■エレクトーンSTAGEA(ステージア)ELC-02

コンパクトで持ち運びもできるカジュアルなエレクトーン。
メインユニット、ペダル、スタンド、スピーカーに分解することができる軽量・コンパクトな構造で、演奏したい場所でプレイできるモデル。
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■楽器探訪 Another Take

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