今月の音遊人
今月の音遊人:清水ミチコさん「ピアノをちょっと絶ってみると、どれだけ自分に必要かわかります」
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2014年版の発売以来、ピアノの先生たちの声を反映して毎年改良を重ね、進化し続けているヤマハの『レッスン手帳』。いよいよ新年度版が発売された。その使いやすさからファンを増やし、今ではバレエや英語の先生たちにも選ばれているという。細部にまでこだわった充実のコンテンツをご紹介しよう。
レッスン手帳には「マンスリー&ウィークリー」版と、薄型の「マンスリー」版の2種がある。一か月のスケジュールが書き込めるマンスリーページは、枠が大きくて使い勝手がよく、付箋やシールを貼ることもできる。「マンスリー&ウィークリー」版のウィークリーページは、一日の予定が30分刻みで書き込め、一週間が見開きで見渡せる。その見開きにひとつ、名言が添えられている。それは藤拓弘によって毎年新たに入れ替えられるもの。「一年をかけて本や新聞、インターネットなどから心を打たれた言葉をストックしている」という。珠玉の言葉の数々が、視野を広げるきっかけや励まし、時には心の癒しも与えてくれる。
ほかに、発表会やイベントの準備に便利な「イベント計画表」、生徒の楽譜の管理に役立つ「テキスト購入予定表」、月謝受領日や発表会での演奏曲などが記録できる「生徒情報」、今年度版から増ページされた「入会問合せ」欄など、教室運営に欠かせない項目が網羅されている。
また、リバーシブルで2種、ダウンロード版で6種が揃った表紙デザインも好評。写真や光るグッズなどを飾って、自分だけの一冊をカスタマイズする人もいるとか。仕事の記録でもある手帳は、持つ人の人生そのもの。愛着も深まるに違いない。
活用例としては、レッスン終了直後に、次回のレッスン課題や覚え書きをウィークリーの翌週欄に書いておくアイデアも。藤自身も独自の活用法を実践している。「次の日にやるべきことを夜に書き出して、朝は一日の理想のスケジュールを書いて、実際にどうだったかを反省点も含めて記入しています。自分の生きた証のようなものですね。パソコンやスマートフォンに入力する方法もありますが、あえて書くことで脳に刻めるのではないかと思います。漠然と考えているだけとは違って、必要な情報が見えやすくなると行動もしやすくなるのだそうです」
活用の仕方によって「書くことで想いが叶う手帳」にすることもできる『レッスン手帳2018』。未来を切り拓く力を呼び覚ます手帳、ともいえるだろう。
『レッスン手帳2018』『レッスン手帳2018スリム』
監修:藤拓弘
発売元:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
発売日:2017年10月14日
藤拓弘(とう・たくひろ) 東京音楽大学ピアノ科卒業。東京学芸大学大学院修了。ドイツ・ハンブルク音楽院修了。通信制サービス「ピアノ講師ラボ」や全国5,000名のピアノ指導者が購読するメルマガが好評。著書に『現場の先生直伝 生徒が夢中になる! ピアノレッスンアイデアBOOK』(ヤマハミュージックメディア)ほかがある。 株式会社リーラムジカ代表取締役。 |