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映画だけでなく、音楽も高音質で楽しめる。ヤマハのAVアンプ最上位モデルRX-A3050の実力を体験!
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2015.12.22
tagged: ヤマハ, Bluetooth ®, AVレシーバー, AVアンプ, RX-A3050, AVENTAGE, AppleMusic, Dolby AtmosⓇ
AVアンプは、映画などのサラウンド音声を楽しむためのもの。そう思っている人は多いでしょう。しかし、現代のAVアンプは映画だけでなく、音楽鑑賞も存分に楽しめる優れた実力と機能を備えています。そんなAVアンプの実力をヤマハのAVレシーバーの最上位モデルであるRX-A3050で体験してきました。
RX-A3050は、ヤマハの高級AVアンプであるAVENTAGE(アベンタージュ)シリーズの最上位モデルで、内蔵するパワーアンプは9ch。立体的なサラウンド音場が楽しめるDolby Atmos®、DTS:Xにも対応しており、7.1.2や5.1.4などのスピーカー構成が実現できます。ちなみに「7.1.2」「5.1.4」とは従来の7.1ch、5.1chのサラウンドに、天井などの高い位置に取り付けることができるトップスピーカーを2つ組み合わせたもの。上部にスピーカーを追加することで、より立体的なサラウンド音場が体感できるのです。
ヤマハの視聴室でRX-A3050による5.1.4構成のサラウンドを体験してみました。映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』での、爆走する自動車が前後左右に移動する様子が、高い位置からの響きが加わることで、よりリアルに展開します。興味深いのは、ドルビーラボラトリーズ社が推奨する天井設置と、前後の壁の高い位置への設置を聴き比べた場合、サラウンド効果にはほとんど差がなく、音場の広がりに関しては、壁への設置の方が優れていると感じたことでした。
ヤマハは以前から高い位置へのスピーカー設置を推奨しており、Dolby Atmos®においても、こうした配置のスピーカーでも利用可能にしています。天井にスピーカーを吊り下げるよりも手間がかからないため、設置に悩んでいる人にもおすすめです。もちろん、ヤマハ自慢のサラウンド技術「シネマDSP HD³(エイチディ キュービック)」の効果も豊かに味わえます。
そして、RX-A3050で音楽ソフトのステレオ再生も試してみました。その実力はかなりのもので、ステレオならではの奥行きのある響き、ボーカルは吐息のニュアンスも生々しく再現するなど、非常に豊かな表現力を持っていました。これは、筐体の剛性の強化による振動の低減、デジタル音声に悪影響を及ぼすジッターの低減など徹底した音質の向上が図られているためです。ネットワーク機能の回路も設計を一新するなど、基本的な部分を改善した効果もはっきりと感じられます。しかも、ネットワーク経由でのハイレゾ再生をはじめ、インターネットラジオの再生にも対応。そのほか、Bluetooth®でスマートフォンの音楽をワイヤレス再生できるほか、AirPlayにも対応しているのでAppleMusicも高音質で楽しむことができるのです。
「映画よりも音楽の方が好きだからAVアンプは不要」と考えている人も少なくないでしょう。しかし、AVアンプは映画だけでなく、音楽も存分に楽しめる機能が満載なのです。しかもRX-A3050ならば音の実力も高いレベルにあり、ハイレゾ楽曲を含む音楽を高音質で楽しみたいという人にも納得していただける内容なのではないでしょうか。Dolby Atmos®に興味のある人だけでなく、さまざまな音楽をより良い音で楽しみたいという人は、ぜひともRX-A3050の音を実際に聴いてその実力を実感してください。
3次元音場創生の最高峰=シネマDSP HD³の真価を描き出す高機能バージョンのYPAOを装備。ESS 32bit DAC搭載、Dolby Atmos®&DTS:X対応、最大11.2ch出力のハイエンド9.2ch AVレシーバー。
文/ 鳥居一豊
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