今月の音遊人
今月の音遊人:亀田誠治さん「音楽は『人と人をつなぐ魔法』。いまこそ、その力が発揮されるべきだと思います」
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その日にあった良かったことを「ありがとう日記」のように手帳に記し、一日をポジティブに終えているという藤拓弘。「読み返して、自分の人生はこんなにも『ありがとう』にあふれていると思えたとき、きっと自己肯定感が上がると思います」と語る。
ピアノ教室運営のコンサルティングや多数の著書で、全国のピアノ指導者からの信頼も厚い藤が監修する『レッスン手帳2020』は、その実践に最適な手帳だ。みずからの手で文字を書き込むことの楽しさが再認識され、2014年の発売以来、根強い支持を得ている。人気の秘密は、自身の運営するピアノ講師ラボの会員へのヒアリングを毎年行い、利用者の声を徹底的に形にしてきたこと。「皆さんの協力がなかったら、今の形にはたどり着けなかった」と藤は語る。
カレンダータイプのページは大きくて書きやすく、1か月単位、さらには2年間を見通してのスケジュール管理がしやすい。取り外して使える「レッスン予定表」や、「イベント計画表」「テキスト購入予定表」「生徒情報」ページなど、ピアノ指導者はもちろん、英語やバレエなど、習い事の先生が使いやすいコンテンツも充実。そのうえ、書き味のよい手帳専用の紙を使用し、ペンホルダーにも改良を加えて強度を上げるなど、手帳専門メーカーのノウハウも取り入れられている。
ビジネスにもプライベートにも活用でき、予定もたっぷり書き込めるのは心強い。ところが藤は意外にも、「スケジュールをびっしり埋めるのはあまり好きではありません」と語る。「余白があったほうが、チャンスがつかめるからです。心に余裕がないと、何か素晴らしいものに出会っても、受け入れ力がなくて対応できません。でも、余白や余力があると、目の前の大切なものに気づき、それをキャッチするセンサーが働いて、人生をコントロールしやすくなると思います」
手帳は「自分に余白があるかどうか」を教えてくれるツール、とも捉えられるだろう。「日々を大切に過ごそう」という前向きな気持ちにもなれるかもしれない。
藤はさらに、手帳に未来の予定を書いて実現させるという、斬新な活用法も提唱。未来の「ある日」に「〇〇しました」と完了形で書くと、ぐっと実現率が上がるのだという。ぜひお試しを!
好みに合わせて表紙が選べる『レッスン手帳2020』は、「マンスリー&ウィークリー」版と、薄型で持ち運びに便利な「マンスリー」版の2種類。店頭で手に取ってみてほしい。
『レッスン手帳2020』『レッスン手帳2020スリム』
監修:藤拓弘
発売元:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
発売日:2019年10月13日
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藤拓弘(とう・たくひろ)
株式会社リーラムジカ代表取締役。東京音楽大学ピアノ科卒業、東京学芸大学大学院修了、ドイツ・ハンブルク音楽院修了。会員制サービス「ピアノ講師ラボ」を通じてピアノ指導者に価値ある情報を提供。会員限定の教室運営コンサルティングも実施。著書に『ピアノレッスンアイデアBOOK』『ピアノ教室アイデアBOOK』(以上ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)、『成功するピアノ教室シリーズ』(音楽之友社)ほかがある。
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