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【優待チケット】「奇跡の相性」で結ばれたデュオが追求するオーボエ×ギターの可能性/広田智之&大萩康司インタビュー

いかに優れた音楽家同士であっても、相性が良くなければ幸せなデュオは成立しない。その点、オーボエ奏者の広田智之とギタリストの大萩康司は、本人たちが「奇跡」と呼ぶほど最高の相性で結ばれたデュオだ。
そんなふたりのコンサートが、来たる2020年3月21日(土)にヤマハホールで開催される。2015年に同ホールで開催された初のデュオ・コンサート以来、2度目の登場。今回はダウランドからシューベルト、シューマン、そして2019年にリリースされたアルバムのタイトル曲でもある加藤昌則の『ケルト・スピリッツ』に至るまで、哀愁を感じさせるオーボエとギターの響きを堪能できるロマンティックなプログラムとなっている。

「オーボエとギターのデュオというのはわりと珍しい組み合わせですが、きっと合うとかねてから思っていました。心をぎゅっと掴むようなオーボエの音色にも、ふっと消え入るギターの余韻にも、独特のはかない美しさがあって、そこで結びついているような気がします。もちろん楽器としては仕組みがまったく違いますし、音量のバランスなど難しい面も多々あります。けれど、このデュオは大萩さんという“人ありき”のスタートでした。この人となら、同じ方向を向いて音楽ができる。それさえあれば、楽器の違いなど気にならなくなってしまうのです」(広田)

「そんなふうに思ってくださるなんて、とても嬉しいです。オーボエとギターのデュオのために書かれたオリジナルの曲は少ないので、僕がピアノのパートをギターに編曲して演奏することが多いのですが、ピアノで鳴っている感じに近づけようとすると、どんどん複雑になってしまうこともあって。そんなとき、広田さんは絶妙なタイミングで助け舟を出してくださるんです」(大萩)

「シューマンの『3つのロマンス』のギターなんて超絶技巧ですよ、もう自虐的なほどに。それにお返しするには、こっちだって命を懸けなきゃ(笑)。オーボエ奏者としても、この曲をピアノと演奏するときよりも音がすぐに減衰するギターと演奏する方が、ブレス・コントロールなどの面で高度なテクニックが必要なんです」(広田)

ふたりの相性の良さは、音楽的な面だけにとどまらない。その証拠に、今回のデュオ・コンサートのリーフレットでは、ふたりは袖口に花柄の入ったお揃いのシャツを着ているが、これは事前に申し合わせたのではなく、撮影の当日に偶然同じシャツを用意してきたのだという。「奇跡なんです!」と広田は笑う。

「2019年にふたりで各地をツアーしたのですが、行く先々で『やっぱり大萩さんは僕が憧れていたとおりの人なんだ』と思い、ますます好きになってしまいました。穏やかで、誰に対しても変わらないんです。コンサートのあとも、長蛇の列で並んでいるファンの方ひとりひとりに丁寧にサインして、話しかけて。本当にすごいと思いました」(広田)

「いやあ、すごいのは広田さんの方です。レコーディングで何回も何回も同じテイクを弾かなくてはならないときも、絶対に苦しいはずなのに、まったくそれを表に出さない。ディレクターの『もう一回お願いします』という一言に対して、なんのためらいもなく『はい、よろしくお願いします』と返す姿を見て、『ああ、この人について行こう』と思いました。音楽に対するストイックさ、プロ中のプロならではの芯の強さを持った人だなと」(大萩)

2019年11月にリリースされたデュオ・アルバム『ケルト・スピリッツ』には、互いをリスペクトし、高め合うふたりの“今”が刻み込まれている。

「5年前のコンサートでも演奏した加藤昌則さんの『ケルト・スピリッツ』を軸にアルバムを作れないかという話になり、ダウランドや、アイルランド民謡、スコットランド民謡、イングランド民謡などを集めて一枚にしてみました。ケルトの曲ばかりではありませんが、ケルトの文化が影響を与えた曲群ではあります」(広田)

「ケルト音楽で使われているバグパイプの響きを、オーボエで再現できるかもと思ったんですよね。きっと広田さんならできると。それに対してギターは、ダウランドの時代のリュートをイメージしたり。レコーディングで使ったイギリス製のギターはちょっと古風な音がして、今回のアルバムには合っていたと思います」(大萩)

「レコーディングではオーボエも特別な楽器を使いました。フェルナンブーコという、弦楽器の弓に使われたり染料として使われたりする木材で作ったオーボエで、こちらもリコーダーのような古風な音がするんですよ。通常のオーボエは密度が濃い音がしますが、それに比べて少し空気感があるというか。コンサートでも一部の曲でこのオーボエを使う予定です」(広田)

コンサートのラストは、ここに収録されている『ケルト・スピリッツ』でおおいに盛り上がることだろう。予習のためにも、ぜひお聴きいただきたい。

■広田智之×大萩康司 ~オーボエとギターが織りなすロマンティックな夕暮れ~

日時:2020年3月21日(土)16:00開演(15:30開場)
会場:ヤマハホール(東京都中央区銀座7-9-14)
料金:一般4,500円、学生3,500円(全席指定)
出演:広田智之(オーボエ)、大萩康司(ギター)
曲目:G.サンマルティーニ/オーボエ・ソナタ ト長調
R.シューマン/3つのロマンス Op.94
J.ダウランド/3つの舞曲
F.シューベルト/美しき水車小屋の娘 Op.25,D795 より
加藤昌則/ケルト・スピリッツ ほか
詳細はこちら

■優待チケットの特別販売

本公演の優待チケット(一般:優待価格4,000円/定価4,500円、学生:優待価格3,000円/定価3,500円)を20名様分ご用意しました。ご希望の方は、下記「応募はこちら」ボタンからご応募ください。
※ご応募の際は、ヤマハミュージックメンバーズの会員登録(登録無料)が必要です。
応募締切:2020年3月6日(金)23:59
応募はこちら

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