今月の音遊人
今月の音遊人:武田真治さん「人生を変えた、忌野清志郎さんとの出会い」
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優雅で美しい音色と感情性豊かな表現が魅力のバイオリン。
今回はそんなバイオリンの入門者や初心者の疑問やお悩みについてお答えします。
A.初心者の方は安心できるメーカーのセット(ケースや弓付き)がおすすめです。調整や修理について相談できるので、楽器店で実際に見て購入すると良いと思います。ネットでは安いものもありますが、一部にプラスチックが使われていてチューニングがうまくできない場合もありますので、木材を使用した本物であることを確認するとよいでしょう。
A.もちろん上達します!そのために、まず指のストレッチやフィンガーエクササイズなどをすることで柔軟性や指の筋肉もしっかりつけましょう。そして基礎練習が大切。最初の10分間、スケールや開放弦を使ったロングトーンの練習をすると音程や音色が安定し、向上します。徐々に一曲にかける時間が短くなり、難しい曲が弾けるようになっていきますよ。
A.安定した音が出せない原因のひとつは、右手の動きにあります。弓は駒と平行になるように動かすことが最適なのですが、意識していても、目の錯覚が起きて実は斜めになってしまうことがあるのです。構えたときに鏡を正面ではなく横に置いて見ると、弓が斜めになっていることがわかります。弓先に行ったときに右肘が大きく曲がっている人は、弓が斜めになっている可能性が高いです。腕は後ろではなく横に動かし、弓先に行ったときに腕が伸びていることを意識しましょう。また、初心者の方は左手の指を見過ぎて、弓の位置が指板の上に移動しがちです。駒と指板の間で弾くようにしてみてください。指板の上ではモコモコした音色だったのが、グッと芯のある音色になります。
A.原因はいくつかあります。1つめは右肩が上がって余計な力が入っていること。2つめは右肘が下がり過ぎて右脇が狭くなっている。さらに、弓を持つ右手の重心が人差し指ではなく小指寄りになっていたり、弓を持つ手の中指が弓から離れていることも一因です。肩の高さや肘の低さは鏡を見て確認してみてください。弓を持つとき、右手人差し指の親指側側面が弓に当たるように腕から左側に倒してください。中指が離れたり、親指が反らないように!
A.楽器本体を用意し、次の指番号のとおりに弦を押さえて左手の筋力トレーニングをしてみましょう。0(開放)⇔2(中指)、1(人差し指)⇔3(薬指)、1⇔4(小指)、2⇔4などで指の上げ下げをすることにより、指の筋力を鍛えてください。大事なのは1の指のとき以外は1本指で弦を押さえないこと。2の指のときは1と2をまとめて、3の指のときは1〜3をまとめて、4の指のときは1〜4をまとめて押さえます。1本指で押さえると和音の音程がうまく取れなかったり、速い動きで指がもつれてしまいます。まずは、メトロノームに合わせて左手だけ動かし、安定したら右手はエアボーイングで練習してみましょう。実際に音を出してみると、随分スムーズに弾けるようになっているはずです。このトレーニングをすることで、左手の小指が動きにくいなどの悩みも改善していきます。
協力:ヤマハミュージックレッスン 秋久知美講師
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文/ 音遊人編集部
tagged: 楽器のあれこれQ&A, ヤマハミュージックレッスン, バイオリン
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