今月の音遊人
今月の音遊人:神保彰さん「音楽によって、人生に大きな広がりを獲得できたと思います」
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電子キーボードに求めることは何だろう。多彩な音色や表現力、演奏をサポートする機能やレッスン機能? やっぱり音質……いや、それらのすべて!
趣味でキーボードを楽しむそんな大人たちに最適なのが、2020年秋に登場した新モデル「PSR-E373」だ。
「PSR-E373」は演奏から練習までのニーズに十二分に応えるスタンダードモデル。高性能LSIによる音源処理能力により、これまでのモデルと比べて音質が大幅にグレードアップ。よりリアルでパワフルな演奏が楽しめるようになった。
搭載している音色はピアノ、エレクトリックピアノ、ギター、ベース、ストリングス、サックス、トランペット、ドラム、パーカッションなど622種類と多彩。メインの音色に加えて、もうひとつ別の楽器音を重ねて鳴らすこともでき、パフォーマンスの幅がぐっと広がる。
楽器独自の繊細な演奏音を再現する「スーパーアーティキュレーションライトボイス」も搭載。ボタンを押せば、たとえばギターの音色ならばスクラッチノイズやナイロン弦ギターのハーモニクス音などギター固有の奏法を再現することができる。
新たに搭載されたDSPエフェクトも楽しい機能だ。ボタンひとつの操作で、たとえばエレキギターならばディストーションをかけることが可能。サウンドに変化をつけることができるので、音づくりはさらにエキサイティングなものになるだろう。
演奏をサポートする機能も充実している。バックバンドとのセッション感覚が味わえるスタイル(自動伴奏)は全205種類。ジャズ、R&B、ラテンといった世界のさまざまなジャンルの音楽に新たにベトナム、インドネシアなどのスタイルが追加され、よりグローバルに。また、コードのルート音(根音)を指1本で押すだけで簡単に伴奏が鳴る「スマートコード」も便利な機能だ。自動伴奏中にこれを使えば、指1本だけでゴージャスな演奏が簡単に実現する。
豊富なレッスン機能も魅力だ。内蔵曲をマスターするために重要となる部分をそれぞれ取り出して重点的に練習する「ソングマスター」機能を使えば、効果的に学ぶことができる。ステップごとに演奏が評価され、合格すると次のステップに進むことができるので練習も楽しくなりそうだ。
音の強弱を表現できるタッチレスポンス機能を備え、鍵盤を押さえる強さを意識する練習ができる「タッチスタディ」も搭載。ほかにもコード進行を練習できる「コードプログレッション」などがあり、多彩なレッスンメニューのなかから自分のレベルや進度に合うものを選択できる。
あわせて活用したいのが「ソングブック」。「ソングマスター」と連動しているのが大きなポイントだ。内蔵曲の楽譜だけでなく、楽譜の読み方や用語集など演奏に役立つ情報も掲載されている。
曲を簡単に増やすことができるようになったことも、新モデルのうれしい特徴。これまではパソコンから楽器に曲を転送する際には専用のソフトを使う必要があったが、USBケーブルでパソコンと接続し、曲データを転送するだけで追加が可能に。利便性が格段に向上した。もちろん、ヤマハミュージックデータショップで購入した好きな楽曲を追加することもできる。
さらに、ヤマハの無料アプリ「Rec’n’Share」を使えば、自分の演奏の録音や動画撮影、編集から動画共有サイトへのアップロードまでが簡単にできる。アプリをインストールしたスマートフォンなどと本体を接続すれば、楽器そのものの音をレコーディングできるため高音質な動画撮影が可能。YouTubeやメールなどへのアップロードまでをアプリの中で行えるので、投稿も気軽だ。
練習の成果を誰かとシェアすれば、モチベーションもぐっと上がるはず。「PSR-E373」で演奏の楽しみを広げてみては?
多彩な音色と豊富なレッスン機能を搭載した、タッチレスポンス付きスタンダードモデル。
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