今月の音遊人
今月の音遊人:矢野顕子さん 「わたしにとって音は遊びであり、仕事であり、趣味でもあるんです」
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2016年は、ヤマハが本格的にギターの販売を開始して50周年を迎える記念イヤー。ヤマハのアコースティックギターは1966年に発足したギター研究課にはじまり、同年秋、国産ギター第一号器として「FG180」と「FG150」が誕生。日本のフォーク&バンドブームの流れに乗りつつ改良を繰り返し、ヤマハを代表するギターに成長していきました。
「当時、日本で流通していたのは主に海外製品や海外製品のコピーでしたが、日本人の体型に合ったボディデザイン、スケールに設計されたヤマハ初の国産フォークギターが『FG180』『FG150』です。日本人に合ったサイズ感に加えて、クリアなサウンド、手の出しやすい価格が好評を博し、日本のギター文化の裾野を広げる一端を担いました」と教えてくれたのは、ヤマハギターの歴史に詳しい開発担当の樋口典秀(つねひで)さん。
これまで何度かモデルチェンジを行ってきたFG/FSシリーズですが、ヤマハギター50周年を迎える2016年、全モデルが一新されました。
「前回モデルチェンジを行った2005年から10年経ち、一部のユーザーから『低音域の鳴りが少し物足りない』という声が上がってきていることや、世界的に女性ギタリストが増え、小柄な人でも弾きやすいギターが求められていることから、フルモデルチェンジに踏み切りました」と、FG/FSシリーズの開発を担当した山本真也さん。
低音域の鳴りと演奏性の向上を目指して、両シリーズはどのように進化を遂げたのでしょうか。
次のTake2で、開発のポイントとなる部分を見ていきましょう。
▸Take1:アコースティックギターFG/FSシリーズがフルモデルチェンジ
▸Take2:アコースティックギター専用の音響解析技術で低音域のパワフルな音量と響きを実現
▸Take3:赤ラベルが再現!ヤマハギター50周年記念モデル
文/ 武田京子
photo/ 坂本ようこ
tagged: アコースティックギター, 楽器探訪, 50周年, FGシリーズ, FSシリーズ
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