今月の音遊人
今月の音遊人:伊藤千晃さん「浜崎あゆみさんの『SURREAL』は私の青春曲。今聴くとそのころの記憶があふれ出ます」
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「好きだったCDを聴き直したい」「アルバムの全曲をじっくり聴きたい」「リラックスして音楽を楽しみたい」
そんな人にお勧めなのが、CDプレーヤーのCD-S303。上質な音で、心地よく音楽を楽しめるHiFiコンポーネントのエントリーモデルだ。「オーディオは詳しくない……」「コンポーネントは敷居が高い……」と感じている人も心配は無用。CD-S303は、肩肘張らずに、気軽に楽しめるCDプレーヤーなのだ。
アンプとスピーカーは手持ちのものでもOK。しかし、ヤマハのスピーカーNS-B330とプリメインアンプA-S301とを組み合わせれば、外観の統一感はもちろん、音質面でも高品位なオーディオシステムを組むことができる。このクラスでリーズナブルに、同一のブランドでコンポが組めるのは、現在ほとんどないそうだ。また、このシリーズを長年愛用する根強いファンがいることからも、CD-S300の流れを引き継いだCD-S303が発売されたことは実に意義深い。しかも、上位モデルの開発に携わってきたメンバーが、そこで培った技術や経験、ノウハウを生かした音づくりをしたという。ますます、その実力が気になってきた。
さっそく音を聴いてみよう。ビッグバンド、ポップス、ボーカル、ジャズ・トリオ、クラシックと聴き進めていく。音が鳴った瞬間から、その臨場感に心がわき立つ。管楽器も弦楽器も打楽器も、クリアで切れ味がいい。楽器の質感やアーティストの息づかい、その場の空気感までもが、空間を伝わってリアルに迫ってくる。まるでライブハウスやホールにいるかのようだ。自然に身体がリズムを取り始め、思わず笑顔にもなってくる。この楽しさこそが、まさに音楽の原点だ。
かつて繰り返し聴いたCDをCD-S303で聴いたら、「こんな音も鳴っていたのか」「こんなにニュアンスのある声で歌っていたのか」と、当時は気づいていなかった発見もあるに違いない。そんな聴き方もまた、楽しそうだ。
そして、CD-S303にはUSB端子も搭載されているので、USBメモリーやUSB携帯音楽プレーヤーなどを接続して、デジタル音楽ファイルを再生することもできる(*)。CDだけではなく、音楽配信サイトなどで購入した楽曲も含め、幅広いコンテンツが楽しめる。イヤホンやヘッドフォンで聴いていた音源にも、新たな気づきが生まれるかもしれない。
*WAV/FLAC フォーマット(96kHz/24bit)の再生にも対応
世界中の人々が思うように過ごせない不自由な日々が続くなか、すべての人にとって、音楽はなくてはならない心の栄養。だからこそ、“ながら”ではなく、“味わって音楽を楽しむ時間”の価値とニーズが、これまでになく高まっているのではないだろうか。
アーティストたちが思いを込めた表現を伝える“いい音”にこだわったCD-S303は、コンポの魅力をぐっと身近に感じさせてくれるCDプレーヤーだ。オーディオ愛好家はもちろん、音楽好きの人たちにも、豊かな音楽体験をもたらしてくれるだろう。
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文/ 芹澤一美
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