今月の音遊人
今月の音遊人:亀井聖矢さん「音楽は感情を具現化したもの。だからこそ嘘をつけません」
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コンパクトサイズのHiFiオーディオで、ハイレゾ音源やネットワーク再生を体験してみた
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2016.3.17
tagged: Music Cast, CD-NT670, A-U671, ヤマハHiFiキャンペーン, HiFi
HiFiオーディオコンポというと、耳慣れない印象を持つ人も少なくないでしょう。HiFiとは「High Fidelity」の略で、高忠実度を意味します。ミニコンポなどのカジュアルなオーディオ機器に対して、音質にこだわった本格的な単品コンポの代名詞として、日本だけでなく世界中で使われている言葉です。本格的というと高価なコンポや巨大で大げさなシステムを連想しがちですが、HiFiオーディオもラインナップは幅広く、手頃な価格のモデルも数多く発売されています。
そんな身近なHiFiオーディオの注目モデルが、ネットワークCDプレーヤー「CD-NT670」、プリメインアンプ「A-U671」です。それぞれ横幅31.4cm、高さ7cmとコンパクトなサイズで、一般的な横幅43cmのフルサイズコンポと比べるとずいぶんとスマートな印象になっています。それでいて、性能は単品コンポと同等の本格的なもの。親しみやすいサイズながら本格的な音を楽しめる新世代のHiFiオーディオです。
これらとピアノフィニッシュ仕上げが美しいコンパクトな2WAYスピーカーの「NS-BP401」を組み合わせたシステムの音を実際に試してみました。
まずは、CD-NT670でCDの音を再生。きめ細かくなめらかな音で、手嶌葵のボーカルをみずみずしいサウンドで再現。優しく繊細な表現はなかなか魅力的で、しかも中低域に厚みがあるのでひ弱なイメージになることもありません。
ネットワーク再生では、ピアノの音色を美しく響かせ、ホールの残響も広々と感じさせてくれました。端正な美しさに加え、演奏が盛り上がってきたときの音の強さの再現はなかなかパワフルで、コンパクトなサイズとは思えない馬力に驚かされました。CD/ネットワーク再生のほか、FM補完放送対応のワイドFMチューナーや光デジタル入力を備え、多彩なソースに対応。ネットワーク配線をワイヤレスで行えるWi-Fi接続もできるほか、Bluetooth®やヤマハ独自のネットワーク機能MusicCast®にも対応と、多彩な機能を備えています。
次に、A-U671が備えるUSB DAC機能を使い、PCと組み合わせてハイレゾ音源を再生してみました。USB DAC機能は、ESS社のES9010K2Mを採用しており、PCMは最大384kHz/32ビット、DSD音源は2.8/5.6MHzに対応と、さまざまなハイレゾ音源ファイルの再生が可能です。こちらで聴くと、ピアノやボーカルの音に密度感が出て、より実体感のある演奏に感じられました。鮮度が高く、生き生きとした音です。コンパクトサイズの実現のため、パワーアンプはPWM方式のデジタルアンプを採用しているのですが、デジタルアンプにありがちな音の硬さがなく温もりのある音になっているのも良い印象でした。
CD-NT670とA-U671、どちらの音も実に魅力的なもので、HiFiオーディオの入門用としてはとても優秀なモデルではないでしょうか。
お近くの家電量販店*で、ぜひともHiFiオーディオの魅力を体験してみてはいかがでしょうか。
ヤマハ独自の新機能「MusicCast®」にも対応し、ハイレゾ音源などさまざまな音楽コンテンツが楽しめるコンパクトサイズのネットワークCDプレーヤー
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DSD5.6MHzネイティブ再生や384kHz/32bit再生に対応した高性能なUSB DAC機能を搭載した スリムでコンパクトなプリメインアンプ