今月の音遊人
今月の音遊人:藤田真央さん「底辺にある和音の上に内声が乗り、そこにポーンとひとつの音を出す。その響きの融合が理想の音です」
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5年ぶりのフルモデルチェンジ!アコースティックな音色をさらに追求したサイレントギター™
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2015.9.14
tagged: ヤマハ, サイレントギター, SLG200S, SLG200N, SRTパワードピックアップシステム, SLG200シリーズ
新登場のサイレントギター™SLG200シリーズにヘッドフォンをつなぎ、軽く弾いてみてその音質の良さに驚いた。ボディのない姿からは想像できないアコースティックそのものの音色。いやそれだけでなく、臨場感あふれる豊かな音質、音の広がりに、陶酔するような心地よさを感じてしまったのだ。というのも今回新たに登場したSLG200シリーズ「SLG200S」「SLG200N」には、これまで以上に、より自然でより高音質なアコースティックサウンドを追求した「SRTパワードピックアップシステム」が採用されているからなのである。これはプロのアーティストがレコーディングスタジオの高音質マイクで録音した時と同様のサウンドで、空気を震わす響きまでもが表現できるのだ。
学生の頃にフォークギターをかき鳴らしたものの、その後ギターを弾くことからは遠ざかっていたのだが、SLG200シリーズの気持ちの良い音の響きに、もう一度始めてみようかという思いに駆られてしまった。おぼつかない指さばきで練習するのに、音が漏れないサイレントギター™はもってこいである。しかもヘッドフォンから流れてくる豊かな音色のおかげで、実際よりも上手に聞こえる気がして練習も楽しくなる。「初心者にこそサイレントギター™はうってつけなのでは?」と思うほど、新シリーズの音体験は魅力に満ちていた。もちろんベテランなら、演奏表現の幅がさらに広がり、ライブステージで使用するなど演奏の機会も増すことになるのだろう。
独自の形状のフレームを持つサイレントギター™を初めて見る人は、ちょっと違和感を持つかもしれない。ところが実際に構えてみると意外なほど体にしっくりなじみ、いつまでも抱えていたい気持ちになるから不思議だ。ぜひ店頭でその感覚を味わってみてほしい。丁寧に磨き上げられたフレーム、エッジのなめらかな仕上げなど、開発者のこだわりが随所から伝わってくるはずである。さらに音質の良さを体験したならば、サイレントギター™に対する印象が一転することは間違いない。
低音弦側のフレームは簡単に着脱ができ、専用ケースに入れて収納すれば気軽に持ち運びができるのも、サイレントギター™ならではの便利さである。
ニューモデルはネックと胴にマホガニーを使用。フレームは、ローズウッドとメイプルを張り合わせ、見た目・質感ともに高級感のある仕上がりになっている。カラーは、ナチュラル、タバコブラウンサンバースト、トランスルーセントブラックの3色。スタイリッシュなデザインと豊かな音色は、初心者・ギター愛好家問わず、より充実した演奏活動を提供してくれること請け合いだ。
演奏する場所や場面に関わらず、アコースティックギターサウンドを奏でたいギタリストに寄り添うサイレントギター™。静粛性と共に「SRTパワードピックアップシステム」を採用した高音質なアコースティックサウンドを実現。
スタジオクオリティのアコースティックギターサウンドを手に入れたヤマハの技術。